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Posted by滋賀咲くブログat

2010年06月08日

地域について考えよっ

地域づくりはあるもの探しから


自分の住む地域について、良いところ・悪いところを考える機会があった。
良い・悪いと考えること自体がどうかと思ったが、まあ考えてみた。

良し悪しを考える時、往々にして他所と比較してしまう。あの街と比べると、住民のコミュニケーションがない、年寄りばかりで街に元気がない、近くに店がない、住民がまとまらない等、悪いと思えるところは際限なく出てきそうである。良いところは・・・。隣の芝は青く感じた。

良い会社や生活、“青い鳥”を求めて、受験・就活・出世競争に忙しい日本人。隣の芝が気になってしようがない。

「日本辺境論」の著者・内田 樹氏曰く、日本人は“ここ”ではなく、“外”に魅かれる民族で、遠く、外にいるに違いない“青い鳥”を求めて「キョロキョロ」する民族だそうである。

唐突だが、家庭円満への秘訣は何か。例えば自分のパートナー(夫や妻)をテレビの韓流スターやアイドルと比較すれば、パートナーのダメなところばかりに目がつくだろう。

しかし、良く観察すれば、実は、おだやか、健康、ホッとするなどパートナーの良さに気づくことができる。遠くのスターを「キョロキョロ」するのでなく、今ここにあるものに気付くことがその秘訣だ。

この考え方を街にもあてはめてみたい。“青い鳥”はどこにいるのか。どこかの良い会社や生活にあるのか、いや自分の傍にあると私は思う。自分の街の「あるもの探し」をしてみよう。

家族がある、仲間がいる、家がある、車がある、働く場もある、学ぶ場もある、自然がある、食べ物もうまい。自分の居場所がある。

自分のルーツもそこにある。実は自分の街には案外いいものが揃っていることに気付く。

あれは良い、これは悪いと思案をする前に、「あるもの探し」で自分の地域に関心を持ち、関わっていくことから地域づくりが芽生えてくると思う。

日本人得意の「キョロキョロ」を自分のすぐ傍で行うことができれば、地域は変わっていくと思うのだが。

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Posted byMasami_Sat 01:09 モノローグ